紙の本はまだまだ必要な理由
筆者は紙の本と電子書籍の両方を使っています。
本の電子化が進んでも、紙の本を買ったほうがいいジャンルというのが存在します。
それは以下のジャンルが当てはまります。
・法律関連の本
・プログラミングの技術書
・文章術などの専門書
このあたりのジャンルは電子書籍より、紙のほうが良いと考えています。
それは手を頻繁に動かさないと、理解できない本だからです。
電子書籍では逆に検索に時間がかかってしまいます。
電子書籍を読むのに適したジャンルとは?
上記以外の本は電子書籍に適しています。
Amazonが提供しているKindleUnlimitedの中の自己啓発本あたりは、電子書籍で十分です。
理由は簡単で「太字だけ読めば大体内容を網羅できる」ということです。
文章の作成方法にPREP法というのがあります。
以下の順序で構成される本です。
ブログも例外ではありません。
1.結論(Point)
2.理由(Reason)
3.事例(Example)
4.結論(Point)
読書初心者は知識が圧倒的に不足しているので、1と2だけ読んで要点を掴み、記憶を定着させることをすれば目的は達するのでライトな内容や、イメージがつかみやすい文章は電子書籍のほうが適しています。
また漫画や雑誌なども絵や写真がメインで、コラムや解説を1字1字深読みする人はそんなにいないため、こちらも電子書籍のほうが適しています。
小説も同様で文字を読んで、頭の中でイメージをするジャンルのためこちらも電子書籍のほうが適しています。
筆者の場合色々なジャンルの本を買い、もしくはKindleUnlimitedから借りて本を読んでいます。
上記小説は紙の本と電子書籍で読み比べをしましたが、大抵は電子書籍のほうが軽く読み比べても違和感はまったくないです。
それでいて読んでいながら想像を膨らませる状況は、電子書籍でも紙の本でもまったく変わりません。
漫画も何冊かKindlePaperWhiteで読みました。
色が白黒の2色ですが、これは週刊誌や月刊誌の漫画とあまり変わらない、サイズは小さいが見にくいといった違和感は感じませんでした。
ただ雑誌はKindlwPaperWhiteではきついので、KindleFireで読むか、パソコンでKindleのアプリをダウンロードして見るかの択一になります。
kindlePaperWhiteがきついというのは、以下のことをいいます。
・写真や図と一緒に書いてあるコラムや解説の文字が小さすぎる
この2つがネックとなっているため、電子書籍で見る場合は少し大きめのKindleFireを使ったほうが読みやすいです。
紙の本を読むのに適したジャンルとは?
これに対してKindleでは読みにくい本も存在します。
それはいわゆる専門書です。
冒頭で挙げたジャンルは全部頭の中でイメージしにくく、手を動かさないと覚えられない本です。
最初に数学関連の本ですが、一度電子書籍で読みましたが式を思い出し、それを使った応用を頭にインプットするまでの動作が電子書籍では遅いのです。
タップして検索等の操作をするより、紙のページをパラパラめくったほうが時間の短縮になります。
それゆえに内容が厚い本であっても、電子書籍より紙の本のほうが使い勝手が良いです。
持ち運びという点では難点がありますが、それでも紙の本が優位です。
次の法律関連の本は、資格の予備校の本であれば太字で重要なことを書いてありますが、法律の本は言い回しが難解なため、最初イメージするのが大変なのです。
法律の文章はくどい内容も多いため、読むのに苦労します。
このような内容の本は最初電子書籍で読めるのではと踏んでいましたが、手にとって見ると紙の本のほうが読みやすいです。
プログラミングの本は見ればすぐに分かりますが、例題のプログラムコードを読む時にページが途切れて非常に読みにくいです。
これを電子書籍で見ながら、初学者がプログラミングをするのは大変です。
プロでも多分読みにくいはずです。
プログラミングなどの技術系の本は紙の本が優位ですが、マネージメントの本いわゆるPMBOKに関する本は電子書籍で十分です。
なぜならマネージメントの本は理屈はわかっていても、実行するのが難しいからです。
それは人間個人個人の気質によるところも多いからに他なりません。
最後の文章術などの専門書についてですが、意外に電子書籍より紙の本が読みやすいです。
筆者は文章術の本を電子書籍と、紙の本両方で読みました。
書いてあること自体は易しいのですが、これを全部マスターしようとすると電子書籍では法律の本と同様時間がかかります。
一度に書いてある内容を全部マスターするのは初学者からは、不可能なので手元に紙の本を置いて読んだほうがこちらは効率が良かったです。
ただしこれらのジャンルでもPMBOKのように、人間の気質によるものが大きい専門書は電子書籍のほうが読みやすいといえます。
以上のジャンルは電子書籍より紙の本が読みやすいものでした。
まとめ
書籍は電子化が進んでいますが、全部の本を電子書籍で読むのはオススメしません。
その理由は、頭の中でイメージしやすいか、しにくいかというところと、手を動かさないと覚えられないものについては紙の本がまだまだ優位性を保っています。
ただし人間の気質による本はいくら難解な本であっても電子書籍で十分です。
それは頭でわかっていても、実行するのは人間のレベルによるからです。
またKindlePaperWhiteに限り雑誌は視覚的に見にくいため、電子書籍はオススメしません。
以上電子書籍と紙の本の使い分けについてまとめました。
ご参考になれば幸いです。
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