【書評】嫌われアスペルガーの人生

個人的趣味(読書)

毒親、田舎育ち、アスペルガーと社会不適合要素が自分と多少似ている


先日KindleUnlimited読み放題の本に「嫌われアスペルガーの人生」という本が面白そうなのでダウンロードして読みました。

結論は田舎育ちで毒親を持っている人は、生まれたときから呪いを受けて成人になっても、その呪いを解くのは相当難しいのだなと、自分と被るところがそこそこありました。

自分はそれほど緘黙症ではないのですが、著者は長年家族と同級生からいじめや虐待を受けたせいで、緘黙症がかなり進んでしまったようです。

この虐待やいじめの期間が長ければ長いほど、メンタリストDaigo氏の動画で述べている改善方法など付け焼き刃にすぎないことが見事に証明されています。

毒親の定義


著者の両親は父がDVで仕事をしない穀潰し、母はDVにビビって夫の奴隷となっている隷属者となっています。

DVでろくでなしと聞いただけで、大変な家庭だとわかります。

これは日本社会の闇の部分で、西原理恵子氏の本にもこのような環境であったことを述べているので、共感します。

田舎のスクールカースト


小学校や中学校でスクールカーストを味わった自分ですが、田舎のほうがより熾烈です。

緘黙症というだけで、教師や同級生からイジメを受けてしまうのですから。

自分も低所得者層のヤンキーが多い小学校や中学校にいましたが、都会は年月を経ることで1,000万人都市の中で当時の同級生と合う確率は限りなく少なくなりますが、田舎は見知った人しかいないので逃げ場がなく、ムラ社会の本性がむき出しになって発達障害の人に襲いかかってきます。

個人的に発達障害で学生時代良いことが無かった人は、都会に引っ越した方が人との関わり合いが下手でも幸せになる確率が上がると思います。

今はインターネットが発達しているので、緘黙症であってもパソコンが使えれば文章だけで仕事をすることができるし、Twitterなどで文章だけのやり取りをすることで、人とのかかわり合いを持つことができるからです。

ただこの著者はDVという呪いを受けているため、最終的に田舎に帰ってしまいます。

普通の会社に馴染めないところ


普通の会社に馴染めないところも自分と似ています。

自分も今は会社勤めをしていますが、会話は最小限のところに就職しています。

そこで勤めていても、人間や群衆の心理が見え隠れして早く辞めたい衝動に駆られることがよくあります。

ましてや著者は自分と同様に社会不安障害があり、かつ音に敏感で不眠症が続いているという状況が慢性的にあるようです。

著者も自分と同じような、人間や群衆の心理が透けて見えるのかもしれません。

かつ性格も優しい人なのだろうと推測されます。

優しい人は、資本主義社会でイジメの対象になりやすいからです。

それは社会人になっても変わりません。

フリーランスで生計を立てている


著者が偉いと思うのは、サラリーマンとして生きるのは諦めてフリーランスで生計を立てているというところです。

自分も日本人の経営者に給与という弱みを握られた生活が嫌でたまりません。

ゆえにアマゾンやstand.fmを使って副業を模索しているわけです。

これを時代が違うとはいえ、20代で成し遂げているところは尊敬に値します。

なにせ自分が40代で嫌嫌サラリーマンをやっているからです。

それが副業をしていてもです。

難しいと思うが、変な義務感を捨て去ればもっと幸せになれるとも思う


DV親に呪いをかけられているため、両親に変な義務感を持っているのは仕方ないのかなという気がします。

これはダメな親にお金を渡さないと、何をしでかすかわからないからというのもあるでしょう。

しかしこのように毒親に生活費を渡すのは、長い間DVを受けて「私がいないとこの人達はだめになってしまう」という刷り込みがあると自分は考えます。

ひろゆき氏が上記のような輩とは、例え両親であっても別居すべきと述べていますが毒親のかけた呪いというのは口でいうほどたやすくはないのです。

本人が優しければなおさらです。

ゆえに自分もひろゆき氏の言うことに賛成はしていますが、実行は難しいのではないかと考えています。

まとめ

DVの父とそれに隷属する母。

そして田舎という逃げられないムラ社会、緘黙症で根は優しそうな著者にとってこの生活は生き地獄だったでしょう。

アスペルガーであるがゆえに色々な病気を併発し、社会不適合者になったことは自分も経験したので痛いほどこの気持がわかります。

ただ性格は変えたほうが良いのではないかというのが自分の考えですが、これは幼少時の教育環境が大きく影響するので、難しいのかもしれません。

サラリーマンとしての生活を早いうちに諦めて、パソコンを使ってフリーランスとして働いている現状については逆に尊敬します。

自分自身がそれを望んでいながら、今現在も叶っていないからです。

著者の幸せを願ってやみません。

ご参考になれば幸いです。

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