文書の粒度について考察

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文書の粒度について考察


筆者は文書を書くのが下手くそなので、ブログの文書やプログラミングのコメントを書くときに上手い人はどのようにして書いているのか、頭が悪いなりに考えてみました。

考えた結果、文書やコメントにおける粒度のバランスがちょうど良いあんばいになっていたことがわかりました。

粒度とは文字通り細かさのことで、荒すぎると怪文書になってしまい、細かすぎると読者が面倒臭がって完読しない文書になってしまいます。

この粒度のバランス調整は、人工知能はもちろん人間にとっても難しいことなので、備忘録として記載します。

多分同じ悩みを持っている人がいると思うので、筆者がわかる範囲で解説していきます。

IT業界における、コーディングの知識を文書にも活かす


IT(情報処理産業)にもコーディング規約に載っていない、いわゆる優秀な人のルールがあります。

このルールを遵守することは、頭ではわかっていても実行するのが難しいと文書を書いていて納得しています。

なぜなら人間は色々なことを一気に覚えられないからです。

筆者は短時間で本を3冊覚えようとして、短時間で本を切り替えながら読んでいましたが、結局内容を全然覚えられず、かつ挫折もしたので今はこの方法を取っていません。

ではIT業界においてどんな決まりごとがあるのでしょうか?

調べたところ、こんなものがありました。

・YAGNI(You Aren’t Going to Need it.):それ、要らないよね?
・DRY(Don’t Repeat Yourself.):同じ知識を2箇所以上書くな
・KISS(Keep It Simple,Stupid):シンプルにしておけ

これらのことは文書の作成やプログラミングのコメントにも応用できます。

それは相手があって成り立つものだからです。

一人の文書であっても、未来の自分が相手として存在するので、個人向けのものであってもこれらのことを考えるのは決して無駄ではありません。

これに文書についての作法をプラスアルファすれば、適度な粒度の文書になるはずです。

一つの話題について、章立てをする


上記で述べたとおり、人間は複雑なことを一気に覚えられない生物です。

そのため文書は一つの話題について、章立てをするのが良いと考えています。

それが読書をするうえで、息継ぎをするタイミングや記憶、メモをとるのにわかりやすいといえます。

このことを意識して読書すると、良い文書、悪い文書の見極めも進んできて、悪い文書に読む時間を取られずにすみます。

専門用語は不明な点を明らかにして、事例を出して物語をつくる


話題は専門用語について、解説を入れてそこに事例を出して物語をつくるのがよく読まれる文書といえます。

専門用語は独りよがりになりがちなので、想定読者の幅を広げるために解説を入れておくと親切で読者も「なるほど」と思うこと請け合いです。

B5サイズの300ページ程度からなる、自己啓発本をたくさん読んでいる人で、「この専門用語の解説と話題だけで十分」といういわゆる要約だけ欲しいという人はたくさんいます。

それらの人を対象の人だけでなく、完読したいというニーズ両方満たすには事例をたくさん出して物語を作ることが重要になってきます。

なぜなら解説だけでは、「???」が頭に浮かぶ人が多いためです。

これに事例という物語を追加することで、読者にイメージを膨らませるのが一番の目的です。

小説などを読む方は、テレビドラマのような内容を文字からイメージして、読むと思いますがあれが良い例です。

海外の著者が書く本はこの事例を、一つの話題に対して3つ4つ入れているので、少々くどくなっている印象はないでしょうか?

あれは文字数を稼ぐと同時に、「この事例でイメージできなければ、別の事例のほうがイメージが湧くのでは?」と考えて想定読者の幅を増やしていると考えられます。

一つの話題を書いたら、ダブりがないか確認する


これは筆者がよく文字数を稼ぐためにやりがちな手法ですが、よく考えるとダブっているのでくどく感じて、読者が離れていってしまいます。

DRYに通じるものがあります。

文書と文書の間が離れていても、わかっていないと思っている人は考えが浅いです。

意外に読者はダブっていることを認識しています。

これは筆者の母が言っていたことですが、10数年前に読んだ小説を改めて読み直して見たところ、内容を覚えていたというのです。

人間一度目にしたものは、忘れていたと思っていても既視感が脳に残っている良い事例です。

タイトルの趣旨とずれていっていないか確認する


これも筆者がやりがちなことですが、どうも文字数を稼ごうと思うとタイトルの趣旨とずれていっていないか確認しないで、ガリガリタイピングしていまいます。

YANGIやKEEPに通じるものがあります。

頭が悪いと文字数をどうしようか考えつつタブーとなっていることをしがちです。

改善するには、

・メモをとる
・付箋などに貼り付ける

などをしないと振り返りをしないため、意識しているところです。

推敲する


粒度と言いつつ、最低限のことを書こうとすると結構な長さになります。

ここに最終確認として、推敲というものが待っています。

推敲は文書の読み直しで、無駄な表現がないかくどくなっていないかなどを再確認するものです。

筆者はこの推敲を声を出して読んで違和感がないか見ています。

一時期この声を人工知能の自動音声を使って試みたことがあります。

しかし声に抑揚がないため、文章が正しいか判別しにくいのです。

声に出して推敲を進めるには、まだまだ人工知能は人間には及びません。

推敲が終わったら無駄な表現をカットして、書いた時点では最適な粒度になります。

文章術が時間の経過とともに、洗練されていくので適度に見直しをかけて後日再構築したほうが良いのは言うまでもありません。

(時間が中々取れないサラリーマンには難しいところですが)

まとめ


文書の粒度は荒すぎても、細かすぎても相手に伝わらないため、適度なあんばいが要求されます。

たとえ自分だけが読む文書であっても、未来の自分が相手としているためあらゆる文書はわかりやすくする必要があります。

これは人工知能にはできない仕事で、人間だけができるものとなっています。

ノウハウはIT業界にヒントが盛り込まれており、良いキーワードがたくさんあります。

・YAGNI(You Aren’t Going to Need it.):それ、要らないよね?
・DRY(Don’t Repeat Yourself.):同じ知識を2箇所以上書くな
・KISS(Keep It Simple,Stupid):シンプルにしておけ

この内容に文書術独特のものをプラスアルファすれば、最適な粒度のものが書けるはずです。

人間は一気に多くのことを覚えられないため、一つの話題について、章立てをする構成にします。

その上で一つの話題について、専門用語は不明な点を明らかにして、事例を出して物語をつくる作りにすることで、読者のイメージを膨らませます。

しかしダブリは避けなければなりません。

意外に人間は既出したものを時が経過しても覚えているものです。

それは10数年経過した後であっても同様です。

このことから重複した表現や話題について、文書で語るのはタブーとなります。

文字数稼ぎのために、タイトルから趣旨か離れていってもいけません。

脇道に大きくそれると、完読される可能性が減ってしまいます。

最後に推敲をして無駄な表現を削ぎ落としていきます。

ここまでやって適度な粒度の文書となります。

自戒を込めて頭の中を整理してみました。

当たり前といえば当たり前ですが、それが恐ろしく難しいことを実感しています。

ご参考になれば幸いです。

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