努力が嫌いな日本人
日本人は勉強嫌いで、一方向しか物事が見えないため違ったやり方を試すことがしにくいという問題があります。
また読書嫌いなので能力の向上が図れません。
このように努力をしない人が圧倒的多数のため、多方面に人の10倍勉強をすることで他国よりも有利に生活することができます。
なぜ他国より有利になるかというと、上記で書いたとおり努力している人の割合が諸外国と比べて圧倒的に少ないからです。
ではその根拠となるデータを見ていきましょう。
勉強嫌いな日本の高校生
少し古いですが2017年3月14日の日本経済新聞朝刊に以下の記事が載っていました。
・「日本の高校生は、姿勢が受け身になりがちで、授業ではきちんとノートを取るものの居眠りも多い(国立青少年教育振興機構より)」
この調査結果は戦前の日本人の行動から何ら変わっていないことを示しています。
それではこの国立青少年教育振興機構の調査結果をいくつか見てみましょう。
比較している外国はアメリカ、中国、韓国の3か国となっており、その対比として日本を見ています。
・「教わったことを、他の方法でもやってみる」と答えた生徒の割合は7.5%(アメリカ45.8%、中国25.9%)
・「グループワークのときには、積極的に参加する」は「よくある」が25.3%で4か国中最低(他はアメリカ、中国、韓国)
・「予習、復習をする」も米中韓より低い12.1%
・「試験の前にまとめて勉強する」とした生徒は69.3%で4か国中で最も高い
・「学校生活が楽しい」と答えた生徒は78.8%で4か国で最高
さらに、国立青少年教育振興機構のホームページの調査に、以下のことも載っていました。
・授業で分からないことは、わからないまま放置する
上記のことから、以下のことがわかります。
・違った方法で攻められると脆さを発揮する。そして対応方法もわからないので決断しない。
・短期的な能力を発揮するには適しているが、長期的視野に欠けているため長い目で見るとぼろぼろになる。
上記のことは実は戦前の日本人の習慣と何ら変わっていません。詳しくは以下の文献を読んでみてください。

読書嫌いな日本人
次に読書について日本人の調査を行っているものがありましたので紹介します。
2019年10月30日の日本経済新聞朝刊に国語に関する世論調査(2019年2月~3月調査)という記事が載っていました。
以下が主なアンケート結果になります。
1ヶ月に大体何冊くらい本を読むか
→読まないが47.3%、1,2冊が37.6%、7冊以上3.2%
人が最も読書すべき時期はいつ頃だと考えるか
→20歳までが59.8%、年齢に関係なくいつでもが21.8%
読書量は、以前と比べて減っているか、それとも増えているか
→読書量は減っているが67.3%、読書量は増えているが7.1%
自分の読書量を増やしたいと思うか
思わない人(消極的な人)は38.9%、2013年調査時は33.2%
これから分かるとおり日本人は1ヶ月に2冊以下しか本を読まない人は約85%という結果になっています。
つまり20人中17人が1ヶ月に2冊以下しか読書しないということです。
しかも社会人になったら読書すべきと考えている人は少ないようで、約6割が社会人の読書の重要性に気づいていない様子がうかがえます。
調査結果から逆張りをすることの重要性
以上2つの調査結果からみてわかるとおり、以下のことをすると日本では有利な生き方をすることができます。
・好奇心の幅を広げる
・積極的に異業種の人と関わる
・読書を月7冊以上読む
・社会人になっても読書を継続する
・読書のペースは徐々に増やす
これに行動力がつけば、日本の中では鬼に金棒になります。
ご参考になれば幸いです。
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