【書評】うつでも起業で生きていく(自分の時代と比較して)

個人的趣味(読書)

「うつでも起業で生きていく」を読んで


先日発売された「うつでも起業で生きていく」という本を買いました。

自分も20代の頃はIT業界と、日本組織固有の内弁慶体質の下の層でボコボコにされて、抑うつで離職したこともあり興味がありました。

結論は「今の世の中、ネットで完結するものがたくさんあるのだから、その中からストック型のビジネスでコツコツ稼ごう」というものです。

この考え方は参考になるところがたくさんあります。

自分もアマゾンでコツコツ電子書籍を出しているので、このストック型ビジネスの効果はよくわかっています。

ただ著者は2021年現在35歳未満で、ここ12,3年のウェブサービスが急速に発展した時代に若かったという点は、40代半ばの中年おじさんから見ると、上手く時代の波に乗れている世代ということもできます。

ストック型ビジネスや外注のしやすさは、25年前と比べると対面なしでできる環境が整いすぎているのがある意味うらやましいともいえます。

内容を見るとジェネレーションギャップを感じる


ストックビジネスなので、ブログやアマゾンの電子書籍、YouTubeなどを使った無形資産を使って、これらを溜め込んでいくという方法はここ5年程度の間に急速に発展していっているものになります。

かつ便利なところは、仕事がオンラインで完結してコミュ障でもお金が稼げる機会が増えていったという事実です。

自分が就職したときはITバブル前夜で、丁度ホリエモンや三木谷氏がベンチャーで立ち上げ始めた頃です。

このときは時代の最先端を行くITであっても、HTMLが少しずつ流行り始めた時期でした。

後知恵ですが発達障害はITに向いていると言われていましたが、それなりの規模のシステムを作るところに就職したので、コミュ力も大事になってきます。

ゆえにIT向かないと思ったのもこの時期で、またやりたいと思わなくなっていました。

この時代と今選択肢が大幅に増えている時代と比較すると、うらやましい世代だなとも思います。

今の時代だからできるやり方ともいえる


自分の時代がこんなだったゆえに、能力が徐々に劣化してくる40代半ばの人と、今のウェブ環境と若さという条件が整った人から見ると、確かにうつは苦しいですが良い時代に生きているなという気がします。

自分の当時を振り返ると、うつでもブランクがあると仕事に就くことが困難になると当時はハローワークからアドバイスを受けていました。

メンタル面の不調云々が言われ始めて、許容されたのもここ10年くらいだと思いました。

それまでの平成は24時間戦えますか?の余韻がまだ残っていた時代で、会社内であっても魁男塾のような組織が多かった時代です。

魁男塾のようなとは、奴隷の新人、鬼の主任に閻魔の課長といった組織のことを指します。

そこにメンタル面の不調は、気合が足らんと一蹴する今となっては、ひどい時代でした。

批判ではなく、今の生き方は中年以降の世代が意識を変えるべき


といろいろ時代だなんだ書いてきましたが、問題はそれを年齢を言い訳に羨ましがらないで自分から情報を手に入れるということでしょう。

思考停止教育を受けていて、魁男塾のような環境でメンタルに止めを刺されて愚痴りたくなる世代ではありますが、周りの環境の同世代を見ると、思考停止して会社依存している人はまだまだ自分の世代以上は多いと感じます。

だからこそ自分の場合は、逆張りでマイノリティとして新しいことをどんどん試してみることをしています。

これが40代以降の中年おじさんにできない人が多いです。

まとめ


著者はストック型ビジネスで、無形資産をコツコツ稼ぐことを推奨しています。

この考え方に自分は賛成ですが、著者の年齢とウェブサービスの充実がこの本を完成させたといえなくもないです。

しかしそれを差し置いても、良書であることに間違いはありません。

好奇心が少しでも残っている、40代以降の人も参考になることが多いです。

しかしこの世代は、徹底的に世の中から見捨てられた世代だから共感する人は少なそうです。

常に新しい時代を作るのは若手であって、老人はそれについていかなくてはならないと考えています。

不幸自慢してもしょうがないので、時代に合わせて生き方もカスタマイズをしていくことを、少なくとも自分はしていこうと感じた1冊でした。

ご参考になれば幸いです。

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