「不安な引きこもりさんにオススメ!「いつか脱出」への6つの対策」というブログの記事を拝見しました。
不安な引きこもりさんにオススメ!「いつか脱出」への6つの対策
これについて筆者の弟を当てはめた場合、いくつか気づいたことがあるのでそれを整理していきます。
結論からいうと、引きこもりから脱出するには天運が必要という根も葉もない結果にたどり着きました。
Contents
情報化社会で誰しも積極的に情報を自分から取りに行かない
このブログの著者「オレ・リバイバル事務局」さんは、対策として支援情報を集めることをしています。
しかし、当ブログで何度も書いているように日本において人の質で下位2%に当たる人は、自分からアクションを起こすことを諦めてしまった人が大半なのです。
オレ・リバイバル事務局さんのようにインターネットで自分で情報を取りに行く人は、日本においては少数派に属します。
このような人は、元々引きこもりから脱出する素質を持った人なのです。
事実筆者の弟はゲーム依存症に陥り、インターネットはマンガとゲームの動画以外は見ません。
また心を閉ざしているため、新しいことを覚える気がありません。
健康診断と運動以外は頭のいい上位2%の人の支援が必要
健康診断と運動は弟も就労支援センターに行っているので、健康面の確認はできます。
しかし以下に示すことは、今のところやる気配すら見せません
・資格を取る
・技術を磨く
・在宅ワークや単発バイトにチャレンジする
・就職支援サービスを利用する
そもそも社会が集団リンチをされ続けたと本人が思い込んでいる状態で、これらのことをやること自体重労働です。
ゆえに回りに福祉に強く頭のいい上位2%の人が積極的に働きかけないと、打ちのめされた心は開きません。
身近にいい例がいるので、上記で示した4つのことをとにかくやることはすごく難しいです。
本来であれば今回の給付金で、パソコンを買うべきと家族に相談していますが、弟がパソコンを使うと詐欺に簡単に遭う可能性が高く躊躇している段階です。
そもそもパソコンは情報リテラシーがある程度高い状態で使い始めないと、上記のように詐欺に遭い言われるままにお金を振り込むのが関の山です。
同じく情報リテラシーが低い父が一回詐欺に引っかかって、やらかしています。
情報リテラシーを効率よく身に着けさせるには
上記までの情報で明確になったとおり、情報リテラシーを効率よく身に着けさせる、つまり自分から情報を取りに行くという行為を自然に行うように誘導しなければなりません。
依存症の人はこの行為に最も縁遠い存在といえます。
加えて筆者の家庭は、貧困に当てはまる要素がてんこ盛りで、父は中卒、母は高卒ですが喫煙者です。
喫煙者は低所得者ほど高いことが統計で出ているようです。
しかも母と弟は太っています。
肥満も低所得者に良く現れる現象のようです。
「所得なんか関係ない」という人は恐らく育ちがいいのでしょう。
貧困の経済を調べると、貧困の連鎖は続きやすい傾向があることが示されています。
このような環境で、自分から情報を取りに行かせなければなりません。
そう考えると、福祉と情報処理面で優秀な方がサポートに入り、根気よく情報を自分から探すことを自然と行えるように誘導しなければなりません。
事実筆者の弟は役所の優秀な方に背中を一押されて、本を自分で買って読むようになりました。
しかしそれは一時的なもので、役所の人は人事異動を良くするので、継続的に良い人のサポートを受けることが難しいのが現状です。
これらがうまくいく可能性は結局運次第
これまで述べたとおり、良い人物に出会いその関係を長い間継続させるのが非常に難しいというのが筆者の見解です。
実家の家族を見ていると、いくら説得しても聞き入れない現状を見て筆者は距離を置くようにしました。
家族ゆえに甘えを出してしまうことが、あるのかもしれません。
筆者の場合は生き死にの瀬戸際まで追い詰められたため、勉強を始めました。
しかし実家はここまで追い詰められていないと、本人が認識しているゆえゲーム三昧の日々から抜け出せません。
このように結局本人が、情報強者になるためには天運が必要であるという理屈に達しました。
家族であれ何であれ、自分自身以外の人を変えることはできないため、本人が強い意思を持たない限りはこの状況を抜け出すことは非常に難しいと言わざるを得ません。
まとめ
筆者の家族の事例を基に、引きこもり脱出の難しさを解説しました。
情報リテラシーが元々高い人は、脱出が可能かもしれません。
しかし元々情報リテラシーが低くて、向上させる気配すら見せない人は、人的レベルの上位2%に入る人が根気強くサポートしないと引きこもりから脱出するのは不可能に近いです。
上記の人的レベル上位2%の人と巡り合うこと自体、天運を持っているかどうかにかかっています。
ちなみに本文で述べた家族のことですが、経済学や心理学を調べると、あまりの絶望感で筆者自身も心が折れそうになることが一度や二度ではありません。
決して家族とは不仲ではないので、誤解しないでほしいです。
ご参考になれば幸いです。
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