一部の例外を除き、過剰な借金をしてはいけません

行動経済学

借金を過剰にかけてはいけません。これは住宅に限りません


投資においても、住宅購入においても過剰に借金をしてはいけません。

それは借金を過剰にかけると、資産がマイナスになったときに損切りができなくなるからです。

信用取引の失敗


筆者の例になりますが、株式投資で信用取引というものがあり過剰に借金をした結果、大きな損失をしたことがあります。

信用取引とは入金されている資金を担保に、3倍まで株を借りて取引できる株取引のことを指します。

この信用取引は、うまくいくときは資産が猛スピードで増えますが、損失の場合は逆に急速に資産が減ってしまいます。

ここで早めに損切りすればいいのではという疑問が湧くと思いますが、それについて解説します。

プロスペクト理論と保有効果


損切りしようと思ってもできない理由、それは人間の性といえるものだからです。

理由は二つあります。

それを以下に示します。

1.人間は得より損のほうが心理的負担が大きいため

2.一度所有すると中々手放したくないため

1をプロスペクト理論、2を保有効果といいます。

プロスペクト理論とは


得する確率が同じであるにもかかわらず、多くの人が以下の2つの選択肢のうち1を取ってしまいます。

1.確実に1,000円もらえる
2.50%の確率で2,000円もらえるが、50%の確率で何ももらえない

逆に損の場合は、多くの人が以下の2つの選択肢のうち2を取ってしまいます。

1.確実に1,000円損する
2.50%の確率で2,000円損するが、50%の確率で何も損をしない

この損の結果を見れば明らかなように、含み損が膨らむと確実に損を取るという行為ができなくなってしまうのです。

そして「いつかは価格が上昇する」という思考に囚われてしまうのです。

この心理は負債比率、つまり借金が多いほど上記の考えが強化されます。

保有効果とは


保有効果とは、物を所有するとそれに執着してしまい大きな損をしないように、非合理的な行動を多くの人が取ってしまう現象のことをいいます。

実験でマグカップを保有しているグループと、保有していないグループで売ってもよい価格を比較したところ、保有しているグループは保有していないグループの倍以上の価格を提示していたとのことです。

このように一度ものを所有してしまうと、人間は執着して手放せなくなる習性があるのです。

プロスペクト理論、保有効果から過剰に借金をしてはいけません


自分の未来が70%以上見えていて、その根拠が客観的に見えない人以外は過剰に借金をしてはいけません。

それはプロスペクト理論や保有効果から、人間は基本的に損切り出来ないものなのです。

これは株式投資に限りません。住宅ローンも同様なので借金をするときはくれぐれも上記のことを留意して借りてください。

ご参考になれば幸いです。

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