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日本は未知のものに対する対応にことごとく失敗している印象がある
日本の歴史を振り返ると、バブル崩壊時の対応から始まって、現在のコロナウイルスの対応に至るまで、未曾有の出来事に対してことごとく対応が失敗している印象があります。
マークシート型教育の弊害が顕著に出ているのではないだろうか?
正解が与えられる勉強ばかりやっていたことと、そのことに対して疑問を抱かせない年長者の価値観の強要が未曾有の出来事に対してまずい対応をさせている気がします。
「ビジネスに生かすギャンブルの鉄則」から見る日本人
「ビジネスに生かすギャンブルの鉄則」にマークシートの弊害が書いてありました。

・選択肢中心の知識は、応用力や柔軟な発想力に欠ける
・マークシートのエリート(要するに公務員)は別の解答を否定してしまう。
自分のものさしに合わないことを理解しようとしない。
上記のことからわかるように、公務員はプライドが高いことがわかります。
筆者もこの考えが多少わかります。
上司や親は自分の過失を認めたことがありませんでした。
指摘されると逆ギレされたり、言い訳をして絶対に非を認めないためこちらが疲れて折れてしまうのです。
筆者の母の例
上記で述べた母の例をあげます。
母は昭和的価値観、つまりバブルの経験をしているので大学に入って、東証1部上場企業に入れば将来は安泰という考えの持ち主でした。
当ブログの筆者のプロフィールからわかるように、上場企業の社員は当たり外れの差が大きく筆者はハズレを引きました。
いうまでもなく職場がスパルタ至高主義だったので、一番やりたいことをどんどんやりたい時期を抑うつで過ごしました。
ITバブルの少し前とはいえ、金融業界が壊滅的な時期にIT業界に正社員よく入れたなというのを同世代の人の就職状況を見ると思います。
親の願望には届かなかったものの、それに近いところに就職しました。
その結果が抑うつだったのです。
このとき大企業と仕事をしていれば安心という考えは180度変わりました。
今も上場企業に勤めれば安泰ではない、という考えは変わっていません。
逆に母は東京電力や東芝に対して国が取った対策を見て、安心であるという確証から抜け出せていません。
潰さないから上場会社のほうが、リスクが少ないというのです。
それから体調が回復して、今度は公務員の試験を受けろという始末。
理由は安定しているからといっていましたが、動機がないのに無理矢理受けさせられた経験もあります。
後に公務員の仕事について述べている人の動画を見ましたが、心と国家の言うことに齟齬が生じた場合、国家の言うことを優先できる人でないと勤まりませんといっていました。
抑うつの自分には向かないにもかかわらず、そのようなところにいかせようとするのです。
この考えに振り回された、筆者の身になって考えるということができないまま、今準貧困に陥っています。
筆者のことをよく知らないで実験台にして、結果未だにメンタルクリニック通いは続いています。
勉強しない年長者の価値観との相違
準貧困に陥って母はこちらがノウハウを教えても、保守思考が強くまったく動こうとはしません。
理由は死ぬまでなんとか今の状況で持ちこたえて、逃げ切るの一点張りです。
オリンピック終了後の日本におとずれつつある不況に、自分の都合の良いようになるのでしょうか。
30代になって考え方を大幅に修正せざるを得なくなった筆者とは、そこで考え方が大きく離れてしまったのです。
これは筆者の家族だけではありません。
おそらく勉強しない、スパルタ至上主義者の多くが当てはまると思います。
それは多くの人がこう考えているはずです。
「間違っているのは世の中で、自分の考え方は間違っていない」
過去記事でも紹介しましたが、日本の高校生はわからないことがあると放置する子が多いそうです。
高校生からこの有様なので、成人ならなおさらでしょう。
わからないことを放置するから、未曾有の出来事に対応できない

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群衆としての日本人、つまり大半の人がこの考え方に当てはまります。
しかし個人では対策を取ることが可能です。
それは異文化に触れ続ける習慣をつけることです。
つまり好奇心を常に持ち続けることが重要になってきます。
以下のサイトにこんな記事が載っていました。
このサイトではスウェーデンと日本を比較していますが、日本の若者はスウェーデンの老人くらいの好奇心しかないそうです。
今後はこの好奇心を如何にして育むかが、未知のものに対する対応力を育てることになるでしょう。
今の日本を見ていると、それは不可能だと思いますが。
ご参考になれば幸いです。
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