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親指シフトでタイピングのスピードはローマ字入力と比べて3割上がります
日本人の約9割は打鍵の入力方法にローマ字入力を使用しているそうです。
しかし筆者の経験上、かな入力や親指シフトをしている人をほとんど見かけません。
親指シフトを覚えるということは、それだけ希少価値が高いと言えます。
なぜ親指シフトを覚えたほうがいいのか?
親指シフトというタイピングの技術を覚えて慣れていくと、ローマ字入力と比較して少なくとも3割はタイピングのスピードが上がります。
つまりパソコン業務が中心でかつ日本語のタイピングをメインに仕事をしている方は、作業時間を約3割削減することができるのです。
この削減した時間を考える時間に充て、更に時間を短縮すれば早く仕事を終わらせることができるようになります。
親指シフトとは?
親指シフトとはかな入力を発展させたもので、富士通が考案したキー配列の企画のことです。
特徴はかな入力は縦4列、つまり数字キーも使って日本語入力をしますが、親指シフトは英字の部分のみを使った縦3列を使って打鍵をするため手の負担が少ない打鍵方法となっています。
親指シフトはかな入力の一種なので、「あいうえお」という母音以外は単純に打鍵数が減ります。
例えば「か」を入力する場合、ローマ字では「ka」と2回打鍵するところ、親指シフトは「か」の1回で済みます。
「ぎゃ」なども同様で、ローマ字では「gya」と3回打鍵するところ、親指シフトは「ぎゃ」の2回の打鍵で済みます。
これが文章、かつ長文になると圧倒的に時間に差が出てきます。
親指シフトは昔の規格のため現在は専用のソフト、いわゆるエミュレーターをインストールして使用します。
以下Windowsユーザに対しての内容を記載します。
親指シフトの習得方法
親指シフトを習得するには、最初にまとまった休みを取れる期間で始めてから仕事に活用するのが一般的です。
具体的には夏休み、年末年始、ゴールデンウィークなどを使ってタイピングの練習を開始します。
最初にキーボードの配列を印刷します。
「親指シフト キーボード配列」などでGoogle検索を行うと、キーボードの配列のサイトがでてきます。
それを印刷して練習します。
練習には以下のサイトの文章をメモ帳などを使ってひたすら練習します。
1日に6時間程度毎日練習すると、1週間でブラインドタッチ程度はできるようになります。
あとは実践を通してスピードを上げていきます。
やまぶきRを導入する
親指シフトは今のパソコンは標準では使えないので、エミュレーターをインストールして使用します。
WindowsではやまぶきRというエミュレーターが有名です。
インストールすると使えるようになります。
ローマ字との切替も簡単で、「PAUSE」キーで親指シフトと切替をします。
2つのキーを使わないで打てる、かなを覚える
ひたすら練習と言っても中々難しいので、筆者が覚えたコツを紹介します。
親指シフトは「変換」「無変換」キーと英字キーの併用でかなを入力するので、難しさに挫折しそうになります。
そこで「変換」「無変換」キーを使わない行というのを覚えます。
具体的には「か行」「さ行」「た行」「は行」は「変換」「無変換」キーを使いません。
これをまず覚えます。
自動変換機能は使わない
打鍵をしていると、自動変換の候補がでてきますが無視して打鍵を行います。
自動変換を使うとそれだけ習得のスピードが遅れるためです。
ローマ字より早くなったと体が確信したら、自動変換機能を使うようにします。
仕事だけでなく、家でもタイピングの練習をする
早くタイピングを習得するには、練習を重ねるしかありません。
そのためには仕事を早く終わらせて、家に帰ってもタイピングの練習をすることで習得のスピードは早まります。
日々の積み重ねによってタイピングのスピードは飛躍的に早くなります。
うまく打鍵するコツ
うまく打鍵をするには、迷ったときは打鍵を止めることをします。
これは「変換キー」、「無変換キー」を長く押すと、入力モードが英字になったり、半角カタカナになったりして逆に手間が増えるためです。
また早く打鍵をしようと考えるより、確実に打鍵をしたほうが最終的に早く打鍵ができるようになります。
そして親指シフトはローマ字入力よりも覚えるキーの数が多いため、なるべく集中できる環境を整えることが大切になってきます。
集中力が乱れると、焦って打鍵のミスを乱発するからです。
以上のことを注意して打鍵を練習すれば、スピードは後からついてきます。
練習をすればするほど打鍵のスピードは確実に上がります
以上のことを意識して毎日コツコツ練習をすれば、確実に打鍵のスピードは上がり、速い人はローマ字入力の1.5倍程度の速さで入力できるようになります。
あとは親指シフトに適したキーボードが売っているので、購入するのも一つの手段といえます。
ご参考になれば幸いです。
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