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筆者の経験上、自分で無駄が多い、裁量権がないと思った企業は資本金の大きさに関わらず働いてはいけません
新卒の頃、筆者は上場企業の子会社に勤めていました。
ITバブルの少し前でIT業界に入ったのです。
当時と今を比べると、上場企業のパワハラが無くならない現状を見るに、会社の内部は20年前と変わっていないことを示しています。
とにかく、発する言葉の口が汚いです。
昔のヤンキー漫画の喋り方や、ヤクザ映画のヤクザと変わらないのです。
自分が責任を取りたくないから、作業者の裁量権がほとんどないです。
また会議は高コストで価値を生み出さない行為なのですが、これに恐ろしく時間をかけます。
・社内内部の会議
・上記の資料作り
・社内の人を集めるための根回し
こんなことをしていたら、とても定時では仕事は終わりません。
ここに飲み会強制参加が当時ありました。
なぜならそのような仕事をしていると、歳をとった後にリストラの対象になるからです
筆者は新卒で入った会社で、まともなプログラミングをしたことは一度もありませんでした。
最初にやった仕事はお客との受け入れ(検収のための)テスト支援です。
その後職場が変わってやった仕事は、仕事を取るためのプレゼンテーション部隊でした。
要するに営業に近いことをやっていたわけです。
このようなキャリアの積み方は、将来の自分にとってまずいことを薄々感じていました。
ただ「上場企業の仕事なのでやり方はあっているのではないか」という考えが捨てきれず、結果抑うつになって会社を辞めたのが27歳のときでした。
このときですら成功体験と思ったことが1つもないため、履歴書や職務経歴書が書けませんでした。
この状態で40代になっていたら、おそらく自殺していたに違いありません。
筆者の上場企業で働いた経験
とにかく上場企業というのは肩書にうるさいです。
年上の役職者は「〇〇部長、△△課長」と呼べ、〇〇さんと呼ぶなと言われていました。
しかし役職が高いにもかかわらず、重大な事故のときは真っ先に犯人探しをして、とかげの尻尾切りをします。
でもその責任を負うために高い給料もらっているのではないか?と思っていても、年功序列システムは歳が上に行くほど自己管理ができていない人は自己中心的、つまり保守的になってしまうのです。
それは大企業の解雇は、社会通念上認められていないからです。
またお金を稼ぐ仕事よりも、価値を生まない調整に時間を掛けすぎているのも上場企業の特徴です。
筆者の経験ではお客と月1回は定例会を開催するので、その資料作りを半月前からしています。
人数も大御所なので、とにかくペーパーレスの現在では考えられないほど非効率なことをしていました。
前回からの差分だけ提示するとか、予め一部お客に手渡ししてアジェンダを決めておくとかそういうことはありませんでした。
とにかく無駄が多く、「こんなに人数いるのか?」と思ってしまうほどです。
また大企業は基本的に無駄にケチなため、10年以上使っていたFAXでよく紙詰まりを起こしているにも関わらず、それをいつまでも使っていました。
「いやこれ壊れていなくても、時間がもったいないから買い換えろ」というのはタブーのようでした。
仕事も目上に対しては、神経質すぎるくらい気を使わされたので、メール一文送るにも上司の確認が必要でした。
また上記で書いたとおり、上司は部下の責任を取りたくないのでとにかく報告と連絡の頻度が非常に高くなり、これも高コストとなっています。
とにかく一度の失敗すら嫌う組織構成ゆえ、「日本社会のしくみ」で経団連の企業が選考にあたって特に重視した人とのかい離がすごいことになっています。
その重視している点に矛盾があります。
・主体性
・チャレンジ精神
・協調性
・誠実性

上司の責任の尻拭いをさせられる可能性があるのに、「主体性」「チャレンジ精神」は生まれないし、上に媚を売るための「協調性」なら利益を考える上では不要です。
特に筆者の定義している上司ならなおさらです。
今現在なら、多くの人が上場企業はとんでもなく虫の良いことを行っていると思っていただければと思います。
上場企業の実態を見ると、会社に依存して働くのはリスクでしかない
このように上場企業の実態を見ると、少なくとも筆者は会社に依存して働くのはリスクでしかないと考えています。
ゆえにどこに転職しても通用する技術と、副業でお金を稼ぐことを実践しています。
例えば昔の会社の上司が認識している、ショートカットキーの上をいくキーの暗記や親指シフトを含めたタイピング技術の向上、打鍵ミスを減らして生産性を高めるなどできることからコツコツ勉強しています。
大企業は大きすぎるゆえに、無駄なコストが多いので間違ってこのような組織に入ったら真っ先に逃げましょう
これまで述べてきたように、大企業は20年前でお客との月1回のための資料作り、社内の部会の中の資料作り、この2つで大半の時間を使っています。
ここに本業となる実作業をこなさなくてはなりません。
これら全部をこなすと残業は簡単に月100時間は超えます。
更に今は人手不足なので、未だにこのようなことをしている非効率な企業がいたらまっさきに逃げましょう。
暴力的な組織から逃げるの怖いという人は、以下のサイトを使うといいです。
筆者のような暴力組織が苦手な人は、どんな手を使っても逃げるべきです。
仕事は自主的かつ自由にやって、自分だけ責任を負う必要のない組織で働くのが一番効率がいいと筆者は考えます。
そもそも、そうしないと企業に人は入ってこないことでしょう。
ご参考になれば幸いです。
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