プロジェクトの作成
前回の解説でDaVinci Resolveのインストールまで行いました。
今回は実際に動画を作っていく方法についてまとめます。
動画の作成手順ですが、プロジェクトの作成→編集→動画ファイルのエクスポートという手順になります。
ではプロジェクトの作成手順から進めます。
DaVinci Resolveを起動すると以下の画面が出ますので、「Untitled Project」をダブルクリックします。
以下編集する動画がどこかにあると仮定して進めます。
メニューから「ファイル」をクリックし、そこから「読み込み」にカーソルをあわせ、「メディア」をクリックします。
ここで動画ファイルを開くことが出来ます。
動画ファイルを開くと以下のように「プロジェクトフレームレートを変更しますか？」という画面が出るので、「変更」をクリックします。
動画ファイルがオープンできましたので、下図のように矢印の方向にドラッグアンドドロップします。
プロジェクトを保存する場合は、メニューから「ファイル」をクリックし、「プロジェクトを保存」をクリックします。(下図)
クリックすると、プロジェクト名を入れるダイアログボックスが出てくるので、プロジェクト名を入れて、「保存」ボタンをクリックします。
このプロジェクトは動画ファイルの書き出しはしません。
あくまで編集用のワークファイルだと思ってください。
基本操作は以上になります。
動画の加工方法(テロップの挿入)
動画ファイルの加工テクニックは多岐にわたるので、まずは簡単にテロップの挿入方法について解説します。
テロップとは簡単にいうと字幕のことで、これを好きなタイミングで挿入できます。
やり方は以下のとおりです。
DaVinci Resolveの編集画面左上のタブから、「タイトル」をクリックします。
その後にメニューが沢山出てきますので、メニューバーで一番下までメニューをドラッグして、「字幕」を下図の緑の矢印に沿ってドラッグアンドドロップします。
このままだと、デフォルトのテロップが表示されるので、内容を変えます。
変え方は画面右上にあるタブの「インスペクタ」をクリックします。
表示するテロップの尺を変える場合は、下図にあるとおり端をドラッグすることで自由に変えることが出来ます。
テロップの中身を変える場合、テロップをクリックし画面右にある「ビデオ」の「キャプション」タグをクリックします。
キャプションタブの下にあるテキストボックスに、表示したいテロップの文字を入力します。
これで簡単な動画編集(テロップ挿入)が出来ました。
MP4形式へのエクスポート
最後に編集した動画を、MP4にして出力(エクスポート)する手順を解説します。
画面下にある、「デリバー」タブをクリックします。
クリックすると画面左のメニューが切り替わるので、ファイル名、保存先を指定します。
最後に保存先の下にあるリストで、フォーマットをMP4に選択します。
このままエクスポートすると、テロップが省かれてしまうので、テロップを入れた状態でMP4ファイルを出力します。
画面左上にある、「レンダー設定」のタブをクリックし、CustomExportタブを選択。
タブの下にあるメニューに字幕設定があるので、こちらの▼をクリックして、メニューを出します。
ここで「字幕の書き出し」にチェックを入れ、書き出し方法のリストボックスを「別ファイル」に選択します。
最後に「レンダーキューに追加」ボタンをクリックします。
画面右にあるレンダーキュー画面で「すべてレンダー」ボタンをクリックします。
これで所定のフォルダにテロップのついたMP4ファイルがエクスポートされました。
まとめ
動画作成の流れは以下のとおりです。
- プロジェクトの作成
- 動画の編集
- プロジェクトの保存
- 必要であれば、動画ファイルのエクスポート
今回、プロジェクトの作成から、デフォルトのテロップを表示させる編集を行い、MP4ファイルへエクスポート(出力)までの操作手順をまとめました。
次回はテロップに縁取りをする手順を紹介する予定です。
ご参考になれば幸いです。
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