明治から現代にかけての作家の内情が垣間見えた本
本田健著「作家とお金」を読みました。
自分が興味あるのは、作家は印税以外でどのような副収入があるのかという点です。
このことに本書は踏み込んでいます。
有名なところでは、大型書店への講演などがあります。
いい意味で広く浅く書いています。
それ以外に、明治時代から現代にかけて有名作家の作業状況などを記載しています。
内容は難しいことが書いていないので、1時間30分程度で読み終えることができます。
作家は印税以外でどのように稼いでいるのか
作家が印税以外で稼いでいるものとして、以下が代表的なものです。
- 講演
- テレビ・ラジオ出演
- 作品の映像化
有名になればなるほど、このような派生収入が増えることがわかります。
筆者が注目しているのが、テレビ・ラジオ出演です。
ネット社会だと言われていても、まだまだテレビ・ラジオの影響力は強く某YouTuberが本をテレビで紹介されたあとに問い合わせが殺到したという話を聞きました。
たとえ瞬間的に問い合わせが来ても、ここで仕事量が2次関数的に跳ね上がるのは間違いないようです。
作家も売り込み大事
書籍については、オーディオブック、SNSの発達により安穏としていられないため、作家自らが新しい事業を始めることもあるようです。
そこでネット社会で作家がやっている新しい事業が以下に代表されます。
- コーチング
- セミナー
- 自分の店を開く
- 大人の遠足旅行
上記を見てみると、営業もするような仕事が新しい事業としてやっているようです。
そのため、結構売り込みも大事なことがわかります。
コミュ障には中々上記のようなことをするのが難しいため、新規事業については考えさせられるものがあります。
まとめ
作家とお金についてまとめました。
作家の収支内訳は印税だけではなく、メディアからの紹介や出演、書店などへの講演などで収入がどんどん増えることがわかりました。
ただ今後はセミナーをやる、自分の店を持つなど、営業をどんどんやって収入の袋を増やすことも既にやっている作家もいるようです。
作家は印税だけで稼いでいると思っている人は、一読をオススメします。
ちょっと考え方が変わると思います。
ご参考になれば幸いです。
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