行動経済学と統計をわかりやすく解説
橘玲著「親子で学ぶどうしたらお金持ちになれるの?」を読みました。
結論は行動経済学と統計をわかりやすく噛み砕いて、小中学生にもわかりやすく解説した本です。
しかし大人向きではないかというと、そんなことはなく大人でも十分勉強になる本です。
例えば本には複利のことが書いていますが、複利はお金のことだけでなく勉強の積み上げについても書いてあり、無能な自分には耳が痛いことも書いています。
内容は200ページない本ですが、人生の計画を立てる上で重要なことがたくさん書いてあり、かつ平易に書いているため、何度読み直しても良い良書です。
成功者のサクセスストーリーだけでなく、その裏も暴露
筆者は色々な本を読んできました。
大体は経営者などのサクセスストーリーのことを書いています。
サクセスストーリーは、途中山あり谷ありの内容だったりしますが、結論は最終的に成功という結果で締めくくられています。
これに対して、本書は成功者の裏では数多の失敗者の屍が築き上げられていることを述べています。
上記のことは、夢を見る上で避けて通れない道なので、好感が持てます。
例えばリスク限定のベンチャービジネスの話が、本書で出てきます。
本屋においてある本は、このベンチャーの成功者ばかりスポットライトが当てられますが、現実はその裏でたくさんの失敗者、もしくは破産者が出ていることを冷静に解説しています。
このような事例が多く載せている本は、あまり存在しないので貴重です。
まとめ
内容は小中学生向けに書かれている、お金に関する本です。
しかし大人でも勉強になることがあり、かつ平易なので手元に置いておき、何度も読み直したいような本になっています。
またサクセスストーリーの話だけでなく、裏にいる成功者の何百倍の失敗者の話についても言及しています。
ただそれだけでなく、大きな失敗をしないための対策についても、ヒントになることを書いているので、一読をおすすめします。
ご参考になれば幸いです。
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