多くの人が標準のキーボード設定で仕事もしくは趣味でパソコンを使っていると思いますが、ここ1,2年で筆者はキー操作を見直して仕事と副業の生産性を上げることに成功しました。
以下解説していきます。
キーボードは標準設定で使う必要はない
昔はキー操作の変更はWindowsにおいては、レジストリというものをいじって変えていましたが、フリーソフトの普及もあり、アプリケーションからキーボードの設定を自分でカスタマイズすることができるようになりました。
レジストリは下手にいじると、パソコンが動かなくなる可能性が高くなるため、プロ向けの手段でした。
それが無料のアプリケーションで実現できるようになったのですから、今はかなり便利な世の中になっています。
話を戻して標準設定のキーで打鍵をすると、操作に無駄ができてしまいます。
これを解消してくれるのが、PowerToysになります。
PowerToysを使ってキーの設定を変えよう
キー設定の変更手順ですが、最初にタスクバーにあるPowerToysのアイコンを右クリックして、「設定」をクリックします。
クリックすると、下の画面が出ますので画面左にある「Keyboard Manager」をクリックします。
画面右にある「Keyboard Managerを有効化する」をオンにして、「キーの再マップ」をクリックします。
そうすると、以下の画面が現れるので「+」をクリックします。
ここで物理キーの「直接入力」ボタンを押して、変換したいキーを押します。
続けて画面右のマップ先の「直接入力」ボタンを押して、物理キーとして打鍵されるキーを設定します。
変換したら画面上にある「OK」ボタンを押します。
設定をやめるには、画面右にあるゴミ箱のアイコンをクリックします。
キーの設定だけでなく、ショートカットキーの設定も変えよう
ショートカットキーの変更もほぼキーマップと変わりません。
「Keyboard Manager」のショートカットの再マップをクリックします。
クリックすると「ショートカットの再マップ」が表示されるので、あとはキーの再マップと同様にショートカットキーの設定をします。
少しキーの再マップと異なるのは、ターゲットアプリという欄があることです。
こちらはアプリケーションを指定して、特定のアプリケーションのみにショートカットキーを割り当てることが可能です。
PowerToysのキー設定の課題
ここまでは完璧と思われているPowerToysのキー設定ですが、少し課題があります。
それは設定したキー設定によっては、うまく動作しないことがあります。
例えば筆者はCapsLockにEnterキーを割り当てているのですが、これがWordの文書を印刷をするときにうまくいきませんでした。
Enterキーとして印刷しないのです。
似たような現象が他のキーでも見られます。
この欠点があるために、筆者はいくつかのキーマップアプリケーションを使っています。
筆者が考える理想のキー設定
筆者が考える理想のキー設定は、キーボードの左半分、具体的には
- F6キー
- 6キー
- Yキー
- Hキー
- Nキー
- スペースキー
上記キーを含め、これより左にあるキーを使って、頻度の高いキー操作を設定するというものです。
なぜかというと、右手はマウスを持ったまま操作をしたほうが、生産性が高いためです。
例えばBackspaceキーを考えると、一旦マウスから手を離しキーを押して再度マウスに手を戻すという作業が必要になってきます。
この時間が無駄なので、極力このようなことをなくすため、キー設定は必要です。
今も筆者はキー操作について、チューニングを行っています。
仕事が早く終わると、自分の副業時間でもこれが使えるため、一石二鳥の効果が上げられます。
難しいのはショートカットキーで、バッティングしないように調整するのに苦労しています。
まとめ
キーボードの設定とショートカットキーの割当を変えるツールとして、PowerToysを使った設定変更の手順をまとめました。
ただ課題がまだあり、完全にキー設定を変えることができないものが存在します。
これが完全に除去できたとき、PowerToysはより使いやすいものになるに違いありません。
ご参考になれば幸いです。
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