確定申告について
毎年2月16日から3月15日まで確定申告の時期です。
オンライン(携帯やパソコンを自宅で使うこと)で確定申告できますと、国税庁がゴリ押ししています。
しかし自分の場合副業をやっているため、オンラインでは申告できず管轄の税務署に行かないといけません。
ではどういった人が税務署に来て、オンラインで完結する人はどういう人なのか職員に聞いたところ以下の回答がありました。
「税務署に来る人は先物取引(FX含め)をやっている、もしくは副業などの事業をしている、不動産の取引をしている」などの人は税の計算が複雑なため、税務署で対応します。
逆に年末調整や年金だけ、もしくは医療費控除程度のものがプラスされる場合であればオンラインで完結するらしいです。
ここで副業をしている人は、結構悩みます。
かつ去年の10月からインボイス制度の導入が始まっているので、なおさらです。
よくお金副業系のYouTuberは稼ぐことだけに着目して、色々言っていますがこの税務申告も結構大変です。
顧問税理士にアウトソース出来ない稼ぎであれば、これを自分でやらないといけません。
当然取引先が増えるほど、検収書の数は増えて管理が複雑になります。
これで挫折する人がいてもおかしくありません。
準備していたもの
前置きから難しそうなことを言ってしまいましたが、では自分の場合を例にあげます。
自分の場合以下の税金の関係で、毎年税務署に行かないといけません。
- 株の譲渡所得
- FXの損益
- 副業(小遣い程度の雑所得)
株はNISA云々が言われていますが、特定口座の取引は損益通算ができます。
こちらが優位な場合もありますので、特定口座の損益通算にまず株の譲渡所得を使います。
続いて冒頭で述べた先物(FXも先物の一種)もあります。
これも計算が複雑なため、税務署の職員に聞きながら申告書を作成します。
最後の副業も雑所得程度(年間20万円未満)ですが、内訳は一応印税があるのでそれを提示します。
上記の3件の計算が複雑なため、毎年税務署に行かないとわけがわからない状態になります。
ではその前段階の書類の準備はどうしているかというと、前年の確定申告が終了した日に必要な書類をExcelを使ってチェックリストにして、それを印刷して漏れがないか確認して税務署に行きます。
自分の管轄する税務署が電車に乗って、そこから徒歩15分のところにあるため漏れがあると、手戻りが大変なので、このチェックリストはデータとして残しています。
最近は証券会社や銀行の年間の特定口座取引損益書も電子データで送られてくるので、印刷はこちらでする必要があります。
これが多いとインク代に響きます。
紙は大したことがないので、問題ないのですがインクは結構単価が高いので洒落にならないこともあります。
そして税務署に行く前に、整理券を貰わないと申告できないようになったので、これをします。
やり方は申告日の10日前からLINEで登録、もしくは税務署にあらかじめ赴いて整理券(紙)をもらうかします。
LINEの場合は税務署で画面を職員に見せます。
ここまでが前準備で税務署に行きます。
いざ税務署へ
では予約時間に来たからすぐに申告書類作成に移れるかというと、そんなことはなくひたすら待ちます。
休日も平日も行き、時間も朝一番から夕方最終まで経験しました。
待ち時間は平日、休日、時間関係なくほぼ同じ時間待ちます。
待ち時間は約1時間です。
この間立って待ちます。
朝一番も誰かがいの一番に来て、開始時刻まで同じ時間待つため早く来ても意味がありません。
さらに申告書類作成に自分の場合は1時間費やします。
携帯とパソコンの入力が選べますが、自分の場合データ量が使いたい放題ではないためパソコンをいつも選択しています。
こちらの申告書作成も立ったまま行うので、立ち仕事でない人は結構つらいはずです。
申告書類作成は結構難しいので、都度職員に聞こうとするのですが、申告書作成者に対して職員の数が足りていないため、反応が返ってくるまで時間がかかります。
とくにITに疎い高齢者対応が大変でつきっきり、もしくは代理入力をするため、早く終わらせたくても中々レスポンスが返ってきません。
このITに疎い人対策を何かして欲しいです。
まとめ
ということで、今回は確定申告について手順を大雑把に紹介しました。
毎年これをやるたびにヘロヘロになって家に帰ります。
というのは立ち仕事で、過密な中かつ税金の申告なので、還付ならともかく納税になると怒号が飛ぶこともよくあります。
このような環境のため、確定申告はデスクワークの自分には非常に堪えます。
副業を始めたい方は誰しもこの道を通るはずなので、大変さを文章で実況してみました。
ご参考になれば幸いです。
コメント