人間関係のよくある悩みに対処した良書
本書は日本社会の人間関係によくある悩みに対処した良書といえます。
SNS、人間関係、職場、自分自身の悩みについて64個短編形式で書いてあります。
これらの中には、特に日本社会だからよくあり得る悩みがたくさん載っているように思えました。
64個の内容に自分自身が過去悩んでいたこと、この本を読んで新しく気づいたことが結構あります。
苦しいとき愚痴を吐きたくなりますが、事実を淡々と述べれば愚痴ではないので問題ないという解釈など、考え方の再認識をしたところがたくさんあります。
この本で述べたいことは、苦手な相手や嫌な相手であっても、それは自分と合わないだけなので、他人にとって相性の良い人もいるという考え方です。
昔からこのような人と仕事をすると、呪いをかけたくなりますが上記のような考え方で生活すれば、自分自身も中に淀んでいる心の葛藤が解消されるのではないでしょうか。
4コマ漫画とエッセイでわかりやすい
この本は最初に4コマ漫画、その後にエッセイが書いており4コマ漫画だけでも読み進めることは可能です。
エッセイは4コマ漫画の内容を、詳細に記載したものになります。
しかし大事なところはエッセイの占める割合が高いです。
例えば「ブラック企業だとわかっていても辞められない」は、他の悩みが4コマ1ページ、エッセイ1ページに対して、4コマ1ページ、エッセイ3ページになっています。
このエッセイの内容が多いところは、世論の賛同が多く得られそうな箇所をピックアップしていると思うので熟読をおすすめします。
まとめ
SNS、人間関係、職場関係、自分自身の悩みでよくあり得るシチュエーションをまとめた本になります。
特に上記で書いた「ブラック企業だとわかっていても辞められない」は、自分自身が未熟で相手は百戦錬磨のツワモノというところがミソです。
無知が人間をどん底に叩き落として再起不能にするのか、ここだけでも読む価値は十分あります。
豆腐メンタルの人でも、自分が世界で生き抜くためにヒントをたくさんくれているありがたい本です。
上記4つで悩んでいる人はぜひご一読を!
ご参考になれば幸いです
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