【書評】イーロン・マスクの生声

書評
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スーパー経営者の語録集

今回テスラのCEOである、イーロン・マスクの生声という本を読みました。

本人の語録集で、編集者が「これだ!」と思ったものを取り上げたと思われます。

結論は考え方は参考程度に、素人が身につける上で学べるものは少ないのでは?という内容です。

理由は学生のときから高度技術を勉強していて、そこから帰納的に物事を考え、失敗はうまく微調整して徐々に成功確率を上げていくというものです。

この帰納的思考の最初に設定するゴールが、凡人にははるか彼方過ぎて想像すらできないところが、大金持ちになれる一要因ではないかと思います。

リスクの取り方が尋常ではない

とにかく最初に定めたゴールが凡人の想像を遥かに超えているため、また人類で成し遂げていないことに挑戦するため、普通の人から見るととんでもないリスクを取っているように見えます。

しかし対処については極めて冷静で、微調整をしながら物事の改善を成し遂げていきます。

この微調整というのも、本人が認識しているレベルでのことで、我々からみるとすごい進捗で進んでいることが語録を見てわかります。

睡眠は敵で、高度技術の帰納的思考が得意

この手の経営者の本はビル・ゲイツでも読みましたが、とにかく睡眠は敵で取らないでいられるならずっとそうしていたいという考えを持っています。

しかし実際は無理なため、1日に6時間から6時間30分睡眠を取って、仕事をしているようです。

6時間でもかなりのショートスリーパーですが。

そしてすごいのが高度技術の帰納的思考が得意ということです。

未知のものを想像するだけでもすごいですが、そこにスケジュールを立てられる、つまり帰納的に逆算してものを作るということができること自体、こりゃ日本はアメリカにコテンパンにされるわけだと思ってしまいます。

当然間違える確率は高いため、最初は低コストかつ微修正を繰り返し大事を成し遂げるということをやってのけてます。

その時間を圧縮するために、ハードワークは必至で能力不足の人は容赦なく解雇、もしくは離職するということになるわけです。

まとめ

こうして見ると、スーパー経営者というのは壮大な絵を描き、そこに向かって道程を示しものづくりをするということをしています。

我々はこの壮大な絵を描くことすらできません。

育った環境や、若い頃に海外に移住するような人はこのようなビジョンを描きやすいのかもしれません。

ここが引きこもりと対象的なところなのでしょう。

描くことすらできないものに、道程を示せるというのがかなり遠くの存在に見えてしまいます。

ご参考になれば幸いです。

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