【書評】日本人の「遺伝子」からみた病気になりにくい体質のつくりかた

書評
記事内に広告が含まれています。
※アフィリエイト広告を利用しています

日本人というより人間は生まれに適した環境に合わせるのが大切

奥田昌子著「日本人の「遺伝子」からみた病気になりにくい体質のつくりかた」を読みました。

科学的な読み物で有名なブルーバックスの本なので、サイエンスチックに書いてあります。

結論は遺伝がベースで、環境が変化の激しい世の中でうまく適合できるようになるというものです。

ゆえに両親がヘビースモーカーであっても、子どもは良い環境に置かれれば、がんの発症率が高くなるという遺伝的要素が変化するといった事例が体質、性格面両方で見られました。

当然本のタイトルにある日本人の遺伝子とあるので、日本人に関することが海外と比較して記載されています。

遺伝体質は環境によって多少変化する

同じ日本人でも、海外に渡航した日系1世と日本で育った日本人では、環境が異なるため病気に関するところも、現地で適合した身体つくりになるためか差異がでるようです。

性格面も海外の事例を出していますが、親が不安定な環境に置かれると胎児の時点で性格が決まってしまうようなことも書いてありました。

遺伝子の分野は結構奥が深く、遺伝ばかりが強調されているようで、その後の環境次第でうまく適合できるという点は、競走馬の世界と一緒なのかと感心しました。

問題は遺伝の悪い面ばかりが強調される人は環境も悪いということ

しかし自分が一番知りたいのは、遺伝の質が悪い人はたいてい環境も悪い確率が高いことに関して、環境面でどうやって改善するのか?という点です。

これは自分の考えでは遺伝の突然変異の多少がないと、環境を良くすることは難しいのではないかという推論です。

競走馬の世界では、劣悪血統から大物が出ることがたまにありますが、あれが人間の世界でもあるのではないかと考えています。

多少と言っているのは、大多数はべき乗の大多数、つまり低所得層に生まれてくる中、ある程度の変異が行動を変容させ、この低所得層の波から大なり小なり脱出できることができるのではないかというのが自分の持論です。

これは人生経験で、出会ってきた人をよく観察して出した結論です。

まとめ

遺伝的なものは、病気の耐性や性格面も長期間に渡って遺伝子が適合したものなので、その土地にあった遺伝子に適合するようです。

ただこれを変容させるのが、環境面で移民などがそれに該当します。

これについて色々自分は考えさせられるものがあり、この問題を解決している本はなかなか存在しませんでした。

この問題とは遺伝が悪いとほぼ環境面も悪い確率が高く、そこから抜け出せる人は標準偏差の外れ値である人程度の割合ではないかということです。

本は病気や性格に関することを取り上げているのですが、少し考えさせられることがありました。

ご参考になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました