【書評】時間最短化、成果最大化の法則

書評
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内容は平易だが、実行するのがかなり難しい本

時間最短化、成果最大化という本を電子書籍で読みました。

内容は45も法則があって、これを自分にインストールすることで他の人と150倍も仕事において差をつけることができるというものです。

内容は平易ですが、45個すべてをマスターするのは凡人には困難であり、そういった点でいうと個人の性格、資質などでこの倍数は少し少なくなる人もいるはずです。

客観的に自分を見て、この本を読んだとき「この会社は言葉は優しいかもしれないが、成果に関しては相当厳しいし、論理で詰めて逃げ道塞ぐ会社だ」と思いました。

ただこれは未来工業の故山田社長と似ているところがあるとも感じています。

つまり成果を出し続けていれば、居心地は良さそうだという認識です。

手元に置いて何度も見直して使う

自分の性格や資質にも影響するものなので、一度や二度読んだだけではこの本は使えません。

本にも書いていますが、1つ1つ内容を覚えて(インストールして)確実に自分のものにしていけば、最短で45日で周りの人より150倍仕事ができる人に恐らくなるでしょう。

そこまでの道のりは相当茨の道で厳しいことは、容易に想像できます。

これはこの本が悪いと言っているのではなく、難易度が相当高い本であるということを自分は言いたいのです。

この本に書かれていることを実践している会社は、上場企業の部長でもそれほどおらず、逆に考えると野心に燃えていて、反省できる人にとっては下剋上を十分に狙えるような本です。

理想的な本の代表

この本に限らず、ブリッジウォーターのレイ・ダリオのプリンシプルズや上記で挙げた未来工業の故山田社長の本など、内容は平易であっても実践するには一読ではかなり難しい本は自分の中では理想的と考えています。

こういった本は1度買って、手元に置き何度も読み実践することで価格以上のものを得ることができるのでお得だと思っています。

では逆にダメな本はどういったものかというと、教科書の受け売りや精神論で突破すれば社会的地位は成功できる的な内容の本です。

このような本は巷に腐る程あり、流し読みで十分で金銭的、時間的に損した気分になります。

まとめ

1つ1つを実践するのが難しいし、かつ引退するまでは継続させることも必要と筆者は説いています。

最終的に行き着くところは、「仕事が超細かい」です。

でもこれをやるからこそ、この社長は上場を維持できているし、継続して利益も上げられているので納得しています。

これを無意識にルーチンとして考え方に組み込めば、従業員でなくても別の手段で大きく社会的に成功を収めることができるでしょう。

また全部は無理と思った人も、「これなら自分にもできる」というところをかいつまんで活用しても、本のように150倍は行かないまでも数倍から数十倍の差はつけることは十分可能なので、じっくり腰を据えて読んでほしい本です。

ご参考になれば幸いです。

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